中国経済の減速により為替相場は円安へ

中国経済の減速により円にネガティブに

FXの達人さんによる2016年から17年の為替相場焦点まとめ

2016年から17年にかけ今後の数カ月間、外国為替市場の参加者は、@中東の政情不安、Aわが国の大震災、B欧州の財政危機(ユーロ危機)、C中国のインフレの4片からなる複雑なジグソー・パズルを組み解かねばならない。結論を先に述べれば、筆者は、円安が進行する可能性大とみている。

中国経済の減速により為替相場は円安になるだろう。

中国経済の減速は、日米欧の先進諸国経済に貿易と直接投資の2つのルートを通じてネガティブな影響を与えることになる。まず、貿易に関して、日米欧の対中輸出が減少するのみならず、韓国、台湾など他のアジア諸国を通じた中国に対する間接輸出も減少することになる。

 

さらに、日米欧の多国籍企業が、中国子会社から受け取る直接投資収益も減少すると予想される。直接投資収益の減少は、株高を支えてきた高収益の基盤が崩れることを意味し、株高による資産効果を通じた消費の景気浮揚効果も失われることになる。

 

このように中国経済の減速は、経常収支の悪化や景気減速を通じて、ドル、ユーロ、円にネガティブな影響をもたらすが、その影響は、中国ならびにアジア諸国の経済とより結びつきが強いわが国の円に大きく現れると考えられる。

FX投資雑感

円の独歩安トレンド明確に。年末に向けて1ドル90円台へ上昇。 さて今年も終わりになりかけているが2016年から17年までの予想を考えてみたいと思います。短期的には、中東情勢の混乱、わが国の震災による先行き不透明感から、ドル円相場にはダウンサイド・リスクが残る。ただ、円売り介入に対する警戒感も強く、欧州では、利上げ観測と財政懸念が交錯するため、主要3通貨に明確なトレントを求めるべきではない。あえて言えば、中国の引き締め政策を受けた中国元買いが望ましい。しかし、わが国経済が震災被害からの復興期に入り、中国経済の減速が明確になり、加えて、米国の量的緩和の解除が現実味を帯びてくれば、円の独歩安トレンドが明確となる可能が高い。ドル円相場は、年末に向けて90円台へ上昇するとみている。

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